2月18日の女性鍼灸師フォーラム学習会のテーマは産後うつです。
今回は、日本産婦人科学会産婦人科専門医であり、日本東洋医学会漢方専門医・指導医の中田英之先生の講義をお願いしています。鍼灸も取り入れた医院となっています。中田先生の著書「からだとこころが整う365日の養生のすすめ」には、(薬と医者いらずの健康法)と書かれています。
うつ状態の精神症状と身体症状には、私たちが問診で聞き取る、気分の落ち込み、やる気の低下、思考力・判断力の低下、睡眠障害、倦怠感、胃もたれ・食欲不振、便秘、頭痛、腰痛、動悸、息切れがあります。それらの不定愁訴を聞き取り、ひも解いて、治療にむすびつけていくことを、解説してもらいます。日頃の臨床に役立つと思います。
今回も、産後の女性への支援について学ぶ学習会の一環です。理由は、少子化が促進していることから産後のケアに注目が集まっています。産後は体と心の休養と周りのサポートが必要とされる時期です。鍼灸師が、産後の母親に関わる意義は大きいと考えております。
出産後はホルモンのバランスが大きく変わり、新生児の世話や夜間の哺乳により、睡眠が不足します。出産後の体の変化や疲労感も高まり、新しい役割や責任に対するストレスがうつ感を引き起こすことがあります。
東洋医学的には、産後は肝腎の機能が低下し、気の流れが滞ります。産後の惡露などの瘀血、気の流れの乱れ、栄養バランスの乱れは脾胃の乱れを起こすと考えられています。西洋医学的な視点と東洋医学的な視点からも、産後の女性の健康をサポートするために重要な勉強会となっています。
お申込みは、 ショップ・女性鍼灸師フォーラム (thebase.in)
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