お灸でないと治せない!宮川浩也先生の感想
質問と回答
Q:宮川先生のご経験から、鍼ではなくお灸をぜひ使ってほしいと思われる症状には、どんなものがありますか?
A:お話しましたように「冷えがある」のなら、どんな病気でも。
Q:どんな時、温灸をすると効果があるのでしょうか?
A:温灸は、温め+乾燥の効果がありますので、冷えと湿気です。勉強会では、冷えだけの説明をしました。入浴は、温め+加湿。ドライヤーは、温め+風(乾燥させる)。同じ温めるのでも、違いがあるのです。
Q:お灸の湿気で色がつくとおっしゃいましたが、燃焼した時の皮膚からの汗ではないのでしょうか? A:ぼくも最初はそう教わりました。しかし、ステンレスのバットに知熱灸をしても、水分が付きますから、明らかに汗ではないでしょう。
Q:知熱灸をする治療は、どんな時ですか A:圧痛が浅い場合です。実技の「撮診」で見つけたような浅い圧痛です。胸骨の上の膻中、中庭、鳩尾などは知熱灸をします。筋肉のコリは対象外です。
ばね指の治療回数と時間は、5分くらいで終わるので、1週間毎日通ってもらいます。
お灸での治療時間は、30分の治療の中で、お灸したり、しなかったりです。